【サ活】サウナの街サっぽろ

サウナの街サっぽろ

10月も半ば。
うっすらとした寒さすら感じる時期、
ガトーキングダムサッポロにて開催されていたサウナイベント、
「サウナの街サっぽろ」に行ってきました！

小さいサウナが乱立するだけの催事と思いきや、
とても盛り上がるイベントが多数用意された、まさに
サウナの楽園でした！

これはぜひとも毎年行きたくなるイベントですので、
来年への備忘録も兼ねて、レビューします！

イベントについての詳細

まず、ガトーキングダムの館内へと入ります。

ここで渡される腕章シールを装着しなければ、入場できませんので注意。

会場は、屋外プールサイド。

そのため、更衣室で水着に着替えた後は、
途中の屋内プールや温泉には（とりあえず）目もくれずに、
外へと向かいます。

当日は、開始５分前には会場前に行列ができていました。

いざ！

ルーメットサウナ

まず最初に入ったサウナは、
移動型で４～６人程度を収容する小さなもの。

ルーメットサウナというらしく、
キャンピングカーで牽引するトレーラーのような形状です。

内部は『 「 』字で、上下二段式になっており、
中央部にストーブが据えられています。

熱量は・・・・良し！

80度から85度という、心地よい温度になっていました。
窓から外を眺めることもでき、狭く作られつつも
どこか広々とした感覚になります。

ただ、最下段に座った場合、
ストーブの熱で、脚が直に焙られるという状態になりますので、
それだけは注意が必要です！

このサウナで同室したカップルお二人は、
なんと前日もこのイベントに訪れていたとの事。

お話しながら、そこまでの魅力がこの地にはあるのかと、
俄然期待がふくらみます。

水風呂 ＆ 外気浴

脚を熱された後、方々の体で水風呂へ。

……いや、この地においては水風呂ではなく、
プールに入るのです！

今回、このサウナイベントで一番すばらしいと感じた点がここ。
「水風呂がサウナのすぐ側にある」事です。

大抵のサウナでは
サウナを出る　⇒　浴場内を歩く　⇒　水風呂へ入る
という導線が引かれており、
すぐに水風呂を味わうというのは難しいです。

が、ここはプールサイドのサウナ。
外を出たら、熱が冷めやらぬままに水風呂に入れます！

水の温度も17～19度程度と、
長くぷかぷかと浮かんでいられる環境であり、
正直、このサウナ後のプールを味わうためだけでも
行く価値があります。

外気浴も、プールサイドに設えられた
チェアへすぐに座れる点が最高です。

一般的なサウナでありがちな
「椅子が足りない」なんてこともなく、
しっかりととのえる事ができました！

テントサウナ

次は、テント式のサウナ。

これは何の事はない、４人式のもの。

……そう思っていました。

「火拳のエース」が乱入してくるまでは！

↓以下「モノマネっぱー吉田さん」へのリンクです。

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聞くに「モノマネっぱー」なるものをやっている方らしく、
今回はONE PIECEのポートガス・Ｄ・エースのコスプレ＆モノマネで
テント内を盛り上げてくれました！

突発的な乱入でしたが、
テンションに押し切られるノリが逆に心地よく、
まさに「非日常」といった感じが楽しいです！

実はこの「モノマネロウリュ」をやってくれる方は
他にもいて、私はもうひとり新庄監督（ビッグボス）の
モノマネの方と遭遇しました。

また、テント式サウナは、
ぱっと見たところ６つほど立っており、
その全てに入ることができないのが残念でした。

だからこそ、連日にわたって来訪する方が
いるイベントなのでしょうね。

すでに体がいい感じでととのってきていますが、
次は少し大きめのサウナに入ります。

コンナサウナ

前述のビッグボスに遭遇したのがこのサウナです。

内部は２畳ほどの空間で、プレハブ型になっています。
収容人数は１２人ほどと、かなりの人数です。

実際、私が入った際も満席でした。
が、ヒーターとの距離が適度に保たれており、
居心地はとても良好です。

ただ一点、入り口のドア下部が開いており、
そこから熱が逃げてしまっているのが
残念でした。

ちなみにこのサウナ、
なんと200万円で建てられるとのこと。

お金と場所に余裕のある方は、検討の余地ありかも……。

ガトーキングダム屋外サウナ

ここまではイベント限定のサウナでしたが、
常設のサウナにも入ってみます。

こちらの木造の建物が、ガトーキングダム常設の
サウナのようです。

内部は最下部が少しほこりっぽいですが
とても広々とした、コの字のスタジアム形式。

温度も８０度前後とすこし穏やかで、
ゆっくり入るのに適している感じです。

人がいないので横になることもでき、
さながら温度高めの岩盤浴といった風情。

通常営業時は、ここがプールサイド唯一のサウナなのでしょうか？

収容人数は２０人を優にこえるほどの広さ。
さすがにこの日は利用者が少なかったですが、
通常時はかなりの人でごったがえしてそうなイメージです。

激アツのテントサウナ！

正直、この時点ですでに十分ととのっていたのですが、
さらに追撃していきます。

まだ入っていないテントサウナに入ってみます。

こちらは温度が低めになっていました。
それもそのはず、どうやら「ボイラーの調子が悪い」との言葉が。

ガッカリしていると、隣のテントから

「ギャアアアアアアアアアアアッッッッッ」

と、刃牙でしか聞かないような悲鳴が響きます。

　私　：「な、何事ですか？！」
熱波師：「ああ、隣いま１３０度になってるんですよ」
　私　：「１３０度！？」

怖い物みたさもありますが、
１３０度と聞いては、サウナーは黙っていられません。

しばし待った後、いざ隣のテントへ。

内部は他のテントとほぼ変わらず、
中央部にストーブが据えられています。

温度も普通のサウナと同じか、
むしろそれより低くすら感じました。

「これが１３０度…？」といぶかしんでいると、
熱波師・サウ兄が厳かに

「それでははじめます」

と口にした途端…ストーンに向けて
ヤケクソ気味にロウリュを連発！

いやストーンどころかストーブにすら
バシャバシャと水をかけまくってます！

たちどころに上昇する室温…。

そろそろヤバいな、と感じた頃、
サウ兄がタオルを振り下ろすと、

「ッッうぉわあああああァァァァァっっっ！！」

と絶叫。

…いやーやばかったですね。
特に呼吸が。

肺が焼かれていくような感覚に、
正直生命の危機すら感じたほどでした。

サウナーとしていい経験をしたと思う一方、
あの猛烈な暑さの中、タオルを振り回し、振り下ろし続ける
熱波師のみなさまには感服の至りです。

こちらの熱波師「サウ兄」さん、
どうやら「サウナ三姉妹」有名な銭湯である
『月見湯』から来られた方のようです。

灼熱のテントの中でロウリュいただき、
素敵な体験ができました。
ありがとうございます！

■札幌銭湯　月見湯

Japan Sauna BASIC

最後に入ったのは、こちら。

あの１３０度を味わってしまった後では、
他はどうにも消化試合感が出てきそうなものですが、
なおもサウナに入ります。

二人用のサウナで、
家庭に据え付けられるタイプのものです。
（元々、販売のための展示目的が強いサウナのようでした）

入ってみると、温度上昇も下降も早く、
頻繁にロウリュを実施します。
もう少し、熱を保てるといいなという感想です。

他にも様々な家庭用サウナを製造されているメーカーさんらしく、
カタログを見るだけで心が躍りました。

フードコート

お昼は、ステージ前に展開された
フードコートでいただきました。

チケット制で、入り口で必要枚数を購入するシステムです。

いただいたのは、豚汁と焼肉おにぎり。
これで300円＋300円で600円とは、なかなかのコスパメニューです。

このステージ前では、ジャンケン大会が開催され、
おおいに盛り上がりました！

景品も宿泊券やサウナグッズなど豪華で、勝ち残ったみなさんの
楽しそうな様子を見ていると、こっちまで嬉しくなります。

また、毎日日替わりでミュージシャンの方が
ライブをやってくれて、サ活に彩を添えてくれます。

私が行った時は、北海道で活躍中のアーティストである
EverZOne HIROKIさんが会場を盛り上げてくれました。

■EverZOne HIROKI

まとめ

・とにかく楽しい！！

最新式の移動型サウナ、テント型サウナ、家庭用サウナなど、
古今東西さまざまなサウナが集い、サウナーの心をつかんで離しません。

全部を回るのは不可能でしたが、
それこそ、ディスニーランドを巡るような気分といえます。

まさに、サウナのテーマパークと化しています！

熱波師のみなさまや、フードコートの店員さんも
感じのいい方ばかりだったのが印象的でした。

・サウナ以外も楽しい！

今回はサウナを目的に行きましたが、
サウナ以外のイベントが本当に楽しかったです。

じゃんけん大会はもとより、
アーティストによるライブ、フードに至るまで、
何もかもが楽しさをよい方向へ導いてくれていた
ような気がします。

・人とのつながり

本来、サウナは黙浴を是とするもの。

ですが、今回のサウナの街サっぽろでは、サウナの中で
誰もが会話を楽しんでいました。

それも、知らない人同士がです。

日々から解放された人々との、心のつながり。
これこそが、イベントの醍醐味ではないでしょうか。

……いまから、来年が楽しみです。

来年は夜のライトアップされた中でのサウナも
乙なものではないか、と期待しています。

いや……もうむしろ冬もやってくれないかな。
この神イベント。